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鬼澤塾長よりメールが来ましたので、今後の経済の様子について考えましょう
それより大変(?)なのが世の中の情勢で、昨日の内閣改造について
藤原直哉氏からメールが届きましたので、みなさんにもお知らせします。
みなさん、こんにちは。藤原直哉です。
今日の福田内閣改造ですが、小泉・竹中人事を一層しました。福田氏もポーカーフェイスでよく断行したと思います。この事実上のミニ革命は役所や民間、学会、さらに民主党にも大きな影響を与えると思います。それが非常に興味深いところです。
しかしそれ以外はまったく何も中身のない改造で、経済についても増税派で固めましたから、特に何もしないのではないかと思います。ただ、この秋は尋常ならざる状況になるでしょうから、今のような他人事ではすみません。そうなると何かしなければ、しかし予算がない。米中も揺らぎ始め、内閣はどこまでもつか、というところでしょう。
ところで、中東はイランへの経済制裁が不調に終ればイスラエルが攻撃を開始するという線が濃厚になってきたようです。イスラエルの首相交代も開戦への動きかもしれません。そうなると米国も参戦するでしょうし、それは凄いことになります。でもそれで仮に原油が2百ドルまで上がったとすると、今度は暴落してきます。もしかしたら、今暴騰している資源や商品は年内がピークで、来年はあらゆるものの値段が大暴落を始めるかもしれません。それは80年前の世界大恐慌と同じで、不景気だから資源も商品も売れない、所得が増えないから値下がりしても売れないという状況です。
結局、ITバブルー>不動産バブルー>株債券バブルー>資源商品バブル、と順番にバブルが膨らみ弾けたと考えれば、最後、ここで原油が暴落したらほかに上がるものがないかもしれません。マネーは90年代の日本のようにひたすら短期市場に滞留するばかりで、あらゆるものの値段が下がり始めるかもしれません。そうなると資源国も経済が破綻します。
そしてこの資源商品バブル崩壊は先進国でも資源国でも財政の最終的な破綻を導くはずです。なぜならそのバブルまで破綻したらすべての投資がもはや成り立たなくなるからです。ゴールドもすさまじい投売りで一時はものすごく安値まで落ちると思います。そうしたら今度は国によってはソビエト崩壊時のようなハイパーインフレが始まります。V字型に価格の暴落と暴騰が起きるというか、V字の後半の暴騰は国家の崩壊に連動するというか、それはすさまじいことになるでしょう。
あるいはそういう大暴落が起きず、資源・商品だけは暴落しないで不況と物価高が継続したままということもあり得ますが、どうなのでしょうか。どうも資源国の様子が政治・経済・金融のあらゆる面で何かおかしくなってきていますし、このままどんどんお金が貯まって繁栄が広がるというような雰囲気ではないのです(たとえばブラジルの株価は最近大暴落、ベネズエラは経営が行き詰った民間のベネズエラ銀行を強制的に国有化)。
何かが起ころうとしている、それを今ぐらい強く感じるときはありません。21世紀の世界を決めるビッグバンが起きようとしているのではないでしょうか。
藤原直哉 拝
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Jissenjuku mailing list
Jissenjuku@koshin-inc.com
http://koshin-inc.com/mailman/listinfo/jissenjuku_koshin-inc.com
それより大変(?)なのが世の中の情勢で、昨日の内閣改造について
藤原直哉氏からメールが届きましたので、みなさんにもお知らせします。
みなさん、こんにちは。藤原直哉です。
今日の福田内閣改造ですが、小泉・竹中人事を一層しました。福田氏もポーカーフェイスでよく断行したと思います。この事実上のミニ革命は役所や民間、学会、さらに民主党にも大きな影響を与えると思います。それが非常に興味深いところです。
しかしそれ以外はまったく何も中身のない改造で、経済についても増税派で固めましたから、特に何もしないのではないかと思います。ただ、この秋は尋常ならざる状況になるでしょうから、今のような他人事ではすみません。そうなると何かしなければ、しかし予算がない。米中も揺らぎ始め、内閣はどこまでもつか、というところでしょう。
ところで、中東はイランへの経済制裁が不調に終ればイスラエルが攻撃を開始するという線が濃厚になってきたようです。イスラエルの首相交代も開戦への動きかもしれません。そうなると米国も参戦するでしょうし、それは凄いことになります。でもそれで仮に原油が2百ドルまで上がったとすると、今度は暴落してきます。もしかしたら、今暴騰している資源や商品は年内がピークで、来年はあらゆるものの値段が大暴落を始めるかもしれません。それは80年前の世界大恐慌と同じで、不景気だから資源も商品も売れない、所得が増えないから値下がりしても売れないという状況です。
結局、ITバブルー>不動産バブルー>株債券バブルー>資源商品バブル、と順番にバブルが膨らみ弾けたと考えれば、最後、ここで原油が暴落したらほかに上がるものがないかもしれません。マネーは90年代の日本のようにひたすら短期市場に滞留するばかりで、あらゆるものの値段が下がり始めるかもしれません。そうなると資源国も経済が破綻します。
そしてこの資源商品バブル崩壊は先進国でも資源国でも財政の最終的な破綻を導くはずです。なぜならそのバブルまで破綻したらすべての投資がもはや成り立たなくなるからです。ゴールドもすさまじい投売りで一時はものすごく安値まで落ちると思います。そうしたら今度は国によってはソビエト崩壊時のようなハイパーインフレが始まります。V字型に価格の暴落と暴騰が起きるというか、V字の後半の暴騰は国家の崩壊に連動するというか、それはすさまじいことになるでしょう。
あるいはそういう大暴落が起きず、資源・商品だけは暴落しないで不況と物価高が継続したままということもあり得ますが、どうなのでしょうか。どうも資源国の様子が政治・経済・金融のあらゆる面で何かおかしくなってきていますし、このままどんどんお金が貯まって繁栄が広がるというような雰囲気ではないのです(たとえばブラジルの株価は最近大暴落、ベネズエラは経営が行き詰った民間のベネズエラ銀行を強制的に国有化)。
何かが起ころうとしている、それを今ぐらい強く感じるときはありません。21世紀の世界を決めるビッグバンが起きようとしているのではないでしょうか。
藤原直哉 拝
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