毎朝

毎朝、会社に来て毎日、本やレポートを読みます。
致知に母のあり方で野口英世の事が載っていたので紹介します。
いま、千円紙の人物野口英世は病理学で人類に貢献した偉人である。
彼を発奮させ大を成さしめたのは無学の母親シカさんであった。
彼女は字も十分に書けなかった。
英世が二歳の頃母親が外に出たすきに囲炉裏に転落し、大やけどした左手がとけ固まってしまった。
学校で、てんぼう、といじめられっても今の母親のごとく怒鳴り込みはしなかった。
すべて自分が為した罪とひたむきに心の中で詫びた。
その我が身を慎むひたむきな母親の生様は、英世に痛いほど通じ、ほどなく周囲にも理解され、同情となり、英世の手術、進学の学費さえ工面してくれるものが出てきたのだ。
「ゆるしておくれ、火傷をさせてしまったのはお母ちゃんのせいだ。私はお前の勉強の姿を見ることだけがたのしみなんだ。がまんしておくれ」
幼い英世の心は激しく動かされもう勉強を始めたという。

母親の心、母親のあり方に気づかされます。

木村　和央